昔の常識が今の非常識
昔からパチンコ屋に入り浸っていると、様々な変化と言うモノを目にしてきました。
パチンコ屋というは、お客のニーズや時代に敏感なところがあるので、次々に新しい台の入替やサービスを提供してきます。
また、お客のニーズなどとは別に規制などの影響によって変化せざるを得ない部分も幾度となくあったわけです。
今と昔ではパチンコ屋での常識も大きく変わってきています。
出玉は自分で流してた
今のホールでは、ドル箱につまれたパチンコ玉やメダルを店員が流して、レシートをお客に渡してくれます。
しかし、昔は自分で流して、自分でレシートを発行するというセルフ式のホールが多かったんです。
今の時代では信じられないかも しれませんが、お客が自分で台車にドル箱を積んで、カウンターに流すという光景は当たり前だったんです。
止める時に店員を呼んでも、台車だけ置いて、さっさっと去って行きます。当時 お客へのサービスという部分は かなり意識が低かったんだと思いますね。
もっとも、当時は自分でカウンターに流す行為を苦痛と感じる事もなかったですし、それが当たり前だった時代です。
しかし、今の時代 お客がセルフでカウンターに持っていき、流すというのは見なくなりましたね。
この点は良い改善だと言えるでしょう。
モーニングがあった!
これも、今では信じられない事でしょう。
昔のスロットは朝一にモーニングが仕込まれている事が珍しくありませんでした。
その為、モーニング狙いのお客というのが、朝から並んでいる事が当たり前だったので、朝から活気があったわけです。
スロットの新台入替や新装開店などでは、全台にモーニングが仕込まれている事も珍しくはなく、まさにお祭り状態だったと言えるでしょう。
また、スロットのモーニングとは別に、朝から一時間の大当たりは持ち玉無制限の札を刺してくれる。
午前中は一発台の打ち止め数が4000発から5000発になるなど、ホール独自の朝一サービスも多かった時代です。
その為、当時のパチンコ屋の朝一は本当に熱かったわけなんです。
ただ、モーニングや朝一のサービスなどは、規制などの影響によって なくなってしまいました。
この点に関しては改悪された部分だと思いますね。
掛け持ち遊戯、開店前の入店
パチンコ屋のルールというは、地域によっても大きく違いがあります。これは今の時代でも、地域によって換金率や開店時間などの違いがありまよね。
昔のパチンコ屋というのは、この地域差が物凄く大きかった時代でもありました。
三重県などは、年末年始になるとオールナイト営業などで盛り上がっていますが、昔はパチスロの設置が認められていなかった為にパチスロがなかった時代があります。
また、今では全国区で30パイの設置が見られますが、当時は沖縄県のみの設置でした。
他にも細かいルールでは、掛け持ち遊戯や固定ハンドルでの遊戯を黙認してくれる地域もあり、事実上 認められていた地域も存在していました。
開店の30分前くらいからホールに入店させてくれてた店も多かったです。コーヒーを飲みながら台の前で開店時間を待っていたのです
また、今では信じられないかもしれませんが、昔は子供をパチンコ屋に連れてきている親もいました。
その為、ホール内でウロチョロとしている子供に遭遇する事もありましたね。
今ではパチンコ屋のルールも ある程度 統一されていてます。基本的には健全で安全な方向として改善されているので、良いことと言えるでしょう。
1回交換、ラッキーナンバー制、台移動不可、共有不可
今のホールは、無制限 出玉の共有自由という営業スタイルが一般的ですが、昔は そのようなシステムのホールなどありませんでした。
平台であれば、3000発~4000発の打ち止め、一発台も4000発~5000発での1回交換が多かった時代です。デジパチに関してはラッキーナンバー制にしているホールが多かったです。
なので、当時は大当たりしても、出玉を交換して、また現金投資をするというスタイルが一般的だったんです。
更に、昔のパチンコ屋というのは換金率も悪く、等価交換どころか パチンコなら40玉交換、パチスロなら7枚~8枚交換が主流でしたね。
出玉を持っての台の移動や友達との出玉の共有などもNGであり、見つかったら怖い店員さんに怒られるという時代だったんです。
このような悪条件で勝てるの?と思われがちですが、結構 勝てたし遊べたんです。
この時代はパチンコ屋も多く、本気で他店と競争していましたし、当時のパチンコ屋の集客方法は 出玉で呼ぶという時代。
その為、出る店、勝てる店というのがゴロゴロと存在していたんです。
今では、無制限で共有もOKが 当たり前であり、換金率も等価に近いところが多いです。しかし、昔のように本気で出してくれるのであれば、当時のようなルールになっても個人的にはアリだと感じています。
今後の変化も見届ける
他にも細かい事はたくさんあります。
今では、台のスペックを説明したモノや小冊子などが用意されていますが、当時は全く そのようなモノは用意されていませんでした。
なので、感覚や経験で 台の特徴を摑み 打っていた常連も多かったのです。そのせいかオカルトも多かった時代です。
まあ、とにかく昔は鉄火場という雰囲気がありました。
開店の時に 押し寄せる人の波でケガ人がでたり、ドアのガラスが割れたりといった事もありましたし、お客も店員もマナーは悪かったです。
床にタバコを捨て、台を殴るなどは よく見ましたし、店員がタバコを吸いながらホールを巡回しているなんて事もありました。
10年後 20年後はもっと違う変化をしているのかもしれません。
どのように変化していくのかは わかりませんが、今の時代のパチンコやパチスロを十分に楽しみながら、今後の変化を見届けていきたいと思っております。
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